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中国人社員のモチベーション高低の差を分ける要素

中国人社員のモチベーション高低の差を分ける要素

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江口 征男
智摩莱商務諮詢(上海) 有限公司 (GML上海)
総経理

中国人社員のモチベーション高低の差を分ける要素

弊社で昨年秋から提供している熱情診断サービス(中国人社員のモチベーションを80項目のネットアンケートで見える化するサービス)は、お陰様でこれまでに60社以上の日系企業中国現地法人にサービスを提供させて頂いています。


この熱情診断サービスを通じて、中国人社員のモチベーションが高い企業と、低い企業で、何が違うのかについて、少しずつ分かってきました。


モチベーション総合評価の結果(5.0満点)は、これまで熱情診断を実施した企業の中のベスト5企業の平均値が4.61、ワースト5企業の平均値が3.35と差が開いています。


このベスト5とワースト5の企業を比較したときに、「差」が大きい個別質問項目(TOP5)は以下の通りでした。

(1) 会社の収益が安定しており、会社の財務状況に問題がない
(2) 会社の価値観通りに社員が行動している
(3) 今の自分仕事で成長を感じられる
(4) 今の自分の仕事は自分が楽しい仕事である
(5) 社内では部署を越えて協力しあっている


会社の財務状況が悪いとモチベーションに大きく影響するというごく当たり前の結果(1)は置いておいたとしても、それ以外の項目(2)〜(5)を見ると、自分自身、同僚と楽しく、納得感のある仕事ができる環境にある企業で、中国人社員のモチベーションが高いと言えることが分かります。またTOP5には入っていませんが、「過去1ヶ月の間で、会社の誰かから”良い仕事をした”と認められたり褒められたことがある」という質問項目の回答結果も、モチベーションの高い企業と低い企業を分ける結果が出ています。これは日本人も同じかもしれませんが、特に中国人の場合は、短サイクルで「認めてもらいたい」、「フィードバックが欲しい」というニーズがあるからだと思います。


逆に、ベスト5とワースト5であまり「差」がつかなかった項目TOP5は以下の通りでした。

(1) 自分の給与額(手当を含む)は適正である
(2) 自分の給与額(手当を含む)は公平である
(3) 所属部門の同僚との関係(横の関係)はうまくいっている
(4) 今の仕事は精神的ストレスが少ない
(5) 現状の労働時間は適正である(プライベートとのバランスは良い)


熱情診断を実施した企業は、ほぼ例外なく給与や賞与について、満足度は高くはないのですが、日系企業の場合には給与や賞与に関する不満がそのままモチベーションの「差」に大きくつながることはない…(報酬以外の要素が、モチベーションを向上には重要)ということかもしれません。


弊社では、単に中国人社員のモチベーションを見える化(定量化)するだけなく、見える化した結果を元に、実際にモチベーション改善のアクションを打ち、そしてその効果を再度定量的に測定することでアクションをチューニングする「中国人社員モチベーション向上支援顧問サービス」も提供しております。中国現地法人の中国人社員のモチベーションでお悩みの企業様は、ぜひご連絡ください。


【お問い合わせ】
お問い合わせは、以下の情報を記載の上、こちらのメールアドレス(info@gml-sh.com)までご連絡をお願い致します。

・会社名
・役職名
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