従来グローバル人材育成と言えば、まずは語学研修、続いて異文化研修、さらに赴任先の国・地域における文化・風習、法律などのポイントを聞く研修が主でした。しかし、ビジネスにおいて、さまざまな国の人々と優れたチームを作り、短期間に成果に結びつく仕事をするためには、自ら何がなすべき仕事かを明確に理解し、状況を論理的に分析し、どのようにすべきかを冷静に判断し、自分の意見を持って他の人々と協議し、周りの人たちを巻き込みながら、目標達成に向けてチームをリードできる能力が必要です。こうした能力に加えて、グローバルに通用する経営者・管理者として活躍するには、さらに戦略的思考、人材マネジメント、マーケティング、財務・経理、人事・労務などの知識、ITの戦略的活用法、経営・業務変革方法論などの習得が求められます。当研修では、将来グローバル人材としての活躍が期待される若手社員を対象に、1年をかけて、多様性に富んだチームをリードするための人間力と経営力を鍛えていきます。
? 目 的
グローバル人材として必要な人間力と経営力、異文化対応力を養います。「人間力」については、特に論理的思考力・発想力、自分のアイデンティティとなる価値判断力、リーダーシップ、コミュニケーション力を鍛えます。また「経営力」としては、マーケティング、財務・経理などの経営機能別知識、経営管理方法論、経営・業務改革方法論、人材マネジメント力、チームマネジメント力を強化します。さらに「異文化対応力」として、異文化環境下において自らの考えを主張し、周りの協力を得ていく力を実体験を通じて養います。
? 対象者 ? 期待される成果
将来グローバル人材としての活躍を期待されている20代後半から30代前半の若手社員
・多様性に富むチームを率いる上で必要な人間力が鍛えられる
・人材マネジメントの要諦を理解し、メンバーを効果的にマネージできるようになる
・チーム・コミュニケーションの質が改善される
・経営管理を行うために必要な理論を理解し、活用できるようになる
・円滑な業務遂行のための仕事の仕組みの理解や、あるべき姿の構想・提言、変革の計画ができるようになる
・異文化環境において自分の考えを主張し、周りの理解を得ながら仕事を進められるようになる? 研修内容
人間力としては次のテーマを扱います。
- 経営力としては次のテーマを扱います。
- – マーケティング、経理・財務、人事・労政などの経営機能別知識
- – ビジョン・戦略策定・経営改革・業務改革・PDCAサイクルの回し方などの各種経営方法論
- – 人を育て動かすための人材マネジメント力
- – 優れたチームを作るためのチームマネジメント力
異文化対応力としては、外国人講師に対して自らの主張をぶつけることによって、優れたチームを作るためにはどのようなことを意識すべきかを考えてもらいます。
? 研修期間と全体構成
毎月1日、全日の研修を1年間(12回)行います。

